こんにちは、calmsの指田です。
お客様との会話の中で
「市販のカラー剤は痛みますか?」と聞かれることがあります。
忙しい日々の中で、
「美容室に行く時間がないから、自分で染めようかな」
と思う方も多いと思います。
ただ市販のカラー剤は痛むものとなんとなくみなさんご存知だと思います。
「思ったより暗くなってしまった」「髪がパサついた」
そんな経験、ありませんか?
実はそれ、カラー剤の“仕組み”の違いによるものなんです。
市販カラーと美容室カラーの違い
一番大きな違いは、「髪に合わせて調整できるかどうか」。
市販のカラー剤は、誰でも・どんな髪質でもしっかり染まるように作られています。
つまり、どんな髪でも強めに反応するように設定されているんです。
指田これでは大事な髪が痛んでしまうのは、仕方ないですよね、、
一方で、美容室のカラーは、
・髪の明るさ
・ダメージレベル
・クセや細さ
・履歴(ブリーチやパーマなど)
を見極めた上で、薬剤をオーダーメイドで調整しています
お客様一人ひとりで配合が全然違うんです!
ではなぜ市販のカラー剤は痛みやすいのか?
市販のカラー剤には、過酸化水素という成分が入っています。
これは髪の中の色素を分解して、染料を浸透させるためのものです。
ただし、この濃度が高いほど髪への負担も大きくなります。



例えば歯のホワイトニングにも過酸化水素が使われています。濃度が高くなるほど白くなりますが、濃度が高いと滲みたりしやすくなりますよね。
僕は髪質に合わせて1.5〜6%まで細かく調整していますが、
市販のものは誰でも染まるように、常に高め(強め)に設定されています。
その結果、
・キューティクルが開きすぎる
・髪内部のタンパク質が流出する
・カラー後にパサつきやゴワつきが出る
といったダメージにつながってしまうんです。。
また、塗りムラや放置時間の違いによって、部分的に色が濃く入りすぎたり、ダメージが集中することもあります。
美容室のカラー剤がやさしい理由
calmsでは、ただ染めるだけでなく、
髪の状態を見て「守りながら染める」工夫をしています。
・過酸化水素を調整して最小限の力で発色
・必要に応じて、前処理でダメージ部分をカバー
・シャンプー後に残留薬剤を除去
・トリートメントでキューティクルを整える
髪を傷ませないための設計をしながら、カラーをしています。
同じ「カラー」でも、アプローチの考え方がまったく違うというわけです。
上手に使い分けるのが◎
とはいえ、セルフカラーを完全に否定するつもりはありません!!
「前髪の生え際だけちょっと気になる…」
「美容室に行く時間がなくて、応急処置で…」
そんな時に、部分的にセルフで染めるのは僕はOKだと思いますよ◎
ただ、全体カラーや明るめカラー、色味チェンジをしたい時は、
やっぱり美容室での施術をおすすめします!
髪を染めながら守る事がカラーをする際にとても重要です。
まとめ
カラーは、ただ色を染めるだけではなく、
「これからの髪をどう育てていくか」にも関わる大切な施術です。
無理にセルフカラーを続けてしまうと、
次の美容室カラーの仕上がりにも影響してしまいます。
前髪や気になる部分はセルフで(たまに)
定期的なメンテナンスは美容室で。
うまく使い分けながら、髪を大切に育てていきましょう!
それではまた。次のブログで。



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